子供の発達・病気

【子供の滑舌トレーニング】サ行がタ行になってしまう理由と訓練の結果。

次女は幼稚園・年中年長のころ滑舌が悪くて少しお友達にからかわれていました。

サ行が全く言えなくてタ行になってしまうんです。

友達としゃべっていても滑舌が悪いと聞き直されてしまってしゃべるのをやめてしまうこともあったようです。

むぎ
むぎ
小学校に入ったらみんなの前で発表する機会も増えるのでそれまでに改善しなくては・・・。と必死だったころの訓練方法とその成果のお話です。

娘の場合は訓練をしたことで今はしっかり発音できるようになりました。

滑舌が悪いことには理由がある。サ行が言えない理由。

滑舌が悪い理由は?

☑舌や口の周りの筋肉が発達していない。

☑舌に問題がある。

☑歯並びが悪い。

☑腹式呼吸が出来ていない。

☑鼻呼吸できておらず口呼吸しかできない。

もっと早くに気づくべきだったのに滑舌が悪いまま気がつけば年長さん。

 

むぎ
むぎ

舌ったらずなのは次女の可愛さの1つ。なんて悠長なことを思っていて娘の気持ちになって考えたことがなかったこと、反省しました。

本人は友達にからかわれたり、言いたいことをうまく伝えられなくて嫌な気持ちだったこともあっただろうに。

あー、可愛いなぁ。いくつになっても幼い幼いんだから、なんて思いながら気がつけばもう5歳。年長さんになっていました。

 

娘はサ行がタ行になってしまい、サ行を声に出すことが出来ていませんでした。

今思えば大問題ですよね。

友達にからかわれていることに気づかなかったダメな親。

ある日、先生から連絡がありました。

『言葉遣いの事で友達にからかわれて泣いてしまって・・・。』

ここに来るまで全く気付かなかったダメな母親です。

娘に話を聞くと『サ行がうまく言えないから言わないようにしていたの。』と。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

娘は

  • お皿→おたら
  • 魚→たかな
  • 先生→てんてい

という風にまったくサ行が言えませんでした。どう聞いてもタ行になっています。

【滑舌改善】サ行が言えるようにするため歯医者へ。

定期的に歯医者さんに通っていたので検診のときに滑舌の悪さの話をしてみました。

サ行が言えない子供の中には舌が原因で手術が必要なケースがあると聞いたからです。

歌手の松田聖子さんや土屋太鳳さんが舌小帯短縮症で滑舌が悪く、下の裏を切る手術をしたそうです。

幸運にも、次女の場合はそうではなかったようです。

しかし、滑舌が悪い人の中には舌やかみ合わせの影響がある場合もあるので、1度歯医者さんに診てもらうことをお勧めします。

むぎ
むぎ

口腔内に問題がなければ、一番怪しいのは舌や口の周りの筋肉が未発達だという事。サ行が言えない子はこの理由が多いそうです。

 

 

【舌の筋肉を鍛える訓練】自宅で滑舌トレーニング開始

舌の筋肉が弱い可能性が高いと言われたので訓練方法を聞いて自宅で訓練をすることにしました。

 

むぎ
むぎ

口の周りにケチャップやクリームなどを塗って唇よりも大きな範囲で舌を動かす訓練をしました。

舌をぐっと出して大きな円を描くようにぐるっと動かしましょう。

ママも一緒にすると子供たちも楽しく訓練できます。

週に2・3回で十分なので定期的に練習しましょう。

 

【口の周りの筋肉を鍛える】咀嚼の回数を増やして滑舌改善。

今の子たちは柔らかいものを多く食べるから咀嚼の訓練が必要だと言われました。おせんべいやスルメなど固いものをおやつに出すようにしました。

そういえば、我が家のおやつって饅頭や団子、蒸しパンなど柔らかいものが多かったです。

顎が小さいと歯並びも悪くなりますし、虫歯や口内環境の面でもよい効果が得られるとのことなので、滑舌が改善されても少し意識をして固いものを食べさせるようにしようと思いました。

【発音の違いが分かってない】サ行とタ行の発音の違いを教える。

サ行は発音をするときに舌は上顎につきません。一方、タ行は上顎についた後、発音します。

なので、舌を指1本でポンと軽く押さえた状態でサ行を言う練習をします。

もしくは、そっとささやくように『しー』っいう練習をしました。

出来なくても注意する必要はありません。ただただ練習するだけでオッケーなのです。

【滑舌改善】ピアノ教室で相談。腹式呼吸の訓練開始。

ピアノの先生に滑舌の話をしたところ、普段の滑舌が悪い人でも歌を歌うときは上手に発音できる人がたくさんいるそうです。

今も、ピアノの授業の一環として歌を歌いながら発声・発音の練習をしていただいています。

ただ腹式で歌を歌っているだけなのですが確かに歌っているときは上手に発音できていると感じました。

 

【禁止事項】滑舌トレーニング中は「注意しない」こと。

次女はサ行が言えない事で友達にからかわれた経験があることもあり、出来なくても絶対に注意しませんでした。

うっすらサ行に聞こえた時、出来たかな?と思った時に褒めるだけです。

 

むぎ
むぎ

注意してしまうと練習するのも嫌になってしまいますし、なによりもサ行を避けてしゃべるようになるからです。

言いたいのに言えなくてイライラしたり、モヤモヤした気持ちになっているのは本人です。

難しいことですが絶対注意してはいけません。

 

滑舌トレーニング開始3カ月後。

毎日は練習していませんし、おやつを見直したくらいで舌の訓練もあまりできていませんでしたが、3か月後気づけばサ行がうっすら言えるようになっていました。

たまに怪しい時もありますが、小学校に入学して友達からからかわれることや先生から注意されるようなことはなくなりました。

懇談の時に『音読の時少し怪しいときもあるんですが・・・』とお話しさせていただきましたが『1年生だし、周りの子も怪しい子はいます。

次女さんだけ特別気になることはないですよ。』と言っていただくことが出来ました。

私の中では固いものを食べるようにしたことと、サ行とタ行の舌の使い方の違いを教えたことがよかったのかな?と思っています。

口の周りの筋肉がしっかり動くようになってきたのかな。

歌の練習も毎日頑張っているのでこれからますますきれいに発音できるようになるのでないかと期待しています。

タ行問題を気にしているお母さんたちに。

おやつの見直し、舌の筋肉の訓練をしっかりすればだいたいの場合は良くなると思います。

うちの子も悩みましたが、歯医者さんに相談して早めの改善が出来てよかったと思っています。

次女は行きませんでしたが学校や支援センターで『言葉の教室』の様なことをしているところもあります。

お子さんが嫌な思いをする前にぜひ1度専門家に相談してみてくださいね。

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