『あの子って小学校の先生の子供らしいよ。』
『あそこのママって幼児教室の先生しているんだって。』
そう聞くとあなたはこの子供に対してどのようなイメージを抱きますか?
『きっとしつけが行き届いていてお利口なんだろうな』とか
『絶対頭がいいに決まってる。』そう思う人が多いと思います。
うちの子たちも周りのママさんたちからそう思われてきたんだろうなぁ。
でも声を大にして言いたいのです。
『自分の子供に勉強を教えるのと塾でよその子供に勉強させるのでは全くわけがちがうから!』と。
その理由をご説明します。
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自分の子を指導するのと他人の子では全く違う。
お金をもらって週に何回か子供に勉強を教えるのと24時間一緒にいる子供に勉強させるのではわけが違います。
他人の子だと『元気だね。』ですんでも自分の子だと『静かにしなさい!何でちゃんとできないの?』ってなりますよね。
イライラする頻度が格段に違ってきます。
人によっては同じように接することが出来る先生もいらっしゃるのかもしれません。しかし、私のような未熟者はそうはいきません。
自分の子にはついつい手や口を出したくなる。
間違いには子供自身が気づくまでは教えず見守る。
これが幼児教室の教育方針です。私も自宅でもそうしたいと思っています。
でも・・・そうなんですが、なんででしょうか。 自分の子だとついつい手や口を出したくなってしまうのです。
『なんでわからないの?』とつぶやいてしまったり。
これじゃいけないと頭ではわかっているんですが、ついつい『ここ読んだの?』なんて言ってしまいます。
これは優しさではなくてイライラによるものです。
子どもも親が先生だと甘えが出てしまう。
仕事の何時間かでは出ない本性が自分の子供たちにはバレているんです。
自宅でぐーたらしている人に『勉強するよ。集中しなさい。』と言われるのと、先生に『勉強するよ。集中しなさい。』といわれるのでは受け止めるほうの気持ちも違います。
また、子供も親が相手だとすぐ泣いたり、もう無理だと言ってぐずってみたり。ついつい甘えが出てしまうようです。
日常生活の場で指導するとメリハリがない。
『勉強をしに行くぞ』とわざわざ通う塾や学校に比べると家庭で勉強というのは誘惑が多いものです。
すぐそこにはおもちゃがあったり、見たいテレビがあったり。
勉強をしようと思ったら急になぜか掃除をしたくなったりしますよね。
塾と自宅では環境が全く違うのです。
自分の子供が生徒にやきもちを焼く。
うちの子にあったことですが塾の生徒を褒めると『私は褒めてもらえない。』『私はその子よりも劣っている。』と思うようです。
明らかにやきもちです。
私は仕事場に子供を連れて行っていたのでこういうことになったんでしょうね。
話題の子連れ出勤です。
【子連れ出勤経験者】実際してみると子供にとっても私にとってもデメリットが多かった。
自分の子をけなしたことなんてありません。でも自分よりも生徒の○○ちゃんのほうが大切にされていると思うんです。そんなことはないのに・・・親として本当に複雑でした。
これでは自己肯定感を下げることになってしまいます。
【結果】親が指導するのはとても難しくうまくいかなケースが多い。
お判りいただけたでしょうか。
親が教育関係者だからと言っても子供がお利口になるとか、勉強ができるということはありません。
ただ、 教育の仕方はやはり上手な親御さんも多いので優秀なお子さんもたくさんいらっしゃいます。
子供が優秀なのは『親が教育者だから。』というわけではありません。『子供が努力をしたから』です。それは教育者だから云々ではありませんよね。
会社員のお子さんでも親がしっかりしていれば優秀。というだけのことです。
親の職業で子供を判断するのではなくて、子供自身を見てどんな子なのか見極めてほしいと思います。
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