学期の終わりに子供たちが持って帰ってくる小学校の成績表。(地域によってはあゆみや通知表と呼ばれるもの)
毎回どんな風に褒めてモチベーションをあげてどんな風に注意して次の学期につなげていこうか頭を抱える親御さんも多いのではないでしょうか。
成績表だけみて『うちの子おバカさんなのかしら?』なんて悩む必要はありません。
塾でテストの成績が良くて、勉強のできる生徒さんがいましたが成績が悪くて内申書に響くのでは?と心配していたお母さんがいました。
受験を考えている親御さんは一度学校と相談するといいですよ。
私立中学を受験するほど頭がいいのに成績が悪かった子の話を例にとってお話します。
成績の付け方についてはこちらの記事で説明しています。
作文力・読解力をあげるなら朝日小学生新聞・朝日中高生新聞がおすすめ。
小学校4年生の娘も朝活用に小学校に持っていって読んでいます。
フリガナ付&イラストも多くて読みやすいので無理なく続けられるのが嬉しい。
Contents
そもそも成績表は頭のよさとイコールではない。
2002年、小学校・中学校の成績表は【相対評価】から【絶対評価】に変更されました。
相対評価は成績のいい順番から◎が5人。〇が20人。△は3人という成績のつけ方です。
絶対評価というのはその子個人が深く理解できていたら◎理解ができていたら〇、理解に乏しい場合は△という成績のつけ方です。これだと、クラスによっては全員が算数◎何てことも起こりうるのです。
頭が良くてもきっちりできない子には成績のつけ方が厳しくなる。
小学校の成績表は担任の先生によって付けられます。
そこには先生の希望や普段の素行のイメージが含まれます。
そして、ポイントを押さえておけば多少テストの点数が悪くても成績は多少上がります。
逆に言うと、このポイントが出来ていなければどれだけ勉強ができても通知表があまりよくなりません。
【成績が悪くなるポイント1】教科書や宿題などの忘れ物が多い。
日本の学校での生活になれていない中で中学受験を目指したことで学校の生活がおろそかになってしまっていたようです。
とにかく宿題が苦手。日本語・漢字が苦手なので時間がかかりすぎて嫌になってしまうんですね。
最初は時間をかけてでもやっていた宿題もどんどん提出せずに学校に行くようになってしまいます。
【成績が悪くなるポイント2】普段の素行が悪くお友達とうまくいっていない。
ついつい手が出てしまう子で普段からお友達とのトラブルが絶えませんでした。
本人は正義感が強いだけだと言っていましたが、どんないざこざにも口を出して自分が喧嘩の中心になり最後には大喧嘩に発達させてしまいます。
【成績が悪くなるポイント3】授業や委員会・係に対する積極性が見られない。
中学受験を目指すと、勉強が第一で他の事に興味を示さなくなる子がいます。
学校生活に対して積極性がないと『協調性にかける』『プラスアルファの評価がつかない』ことになってしまいます。
高校受験の時に『内申書をあげたいから生徒会に入ろう』と思った方もいらっしゃるでしょう。
それと同じようなことが小学校でも言えるんです。
文化祭や体育祭の実行委員や応援団、有志のボランティア活動などをすると先生からの印象はもちろんよくなります。
先生の主観が大きく影響する小学校の成績表は要相談。
私立受験をする場合、先生に相談をすることをお勧めします。
それほど偏差値の高い学校を受けていたわけじゃなくても中学受験をすると伝えると成績や宿題を考慮してもらえることがあります。
教え子の場合は帰国子女枠だったので勉強内容も限られており、さらに日本での勉強もしっかりしてほしいとのことだったのですが、ご近所ママ友さんの子はオリンピックの選手を目指している子がいて学校を休みがちな子もいます。
学校側に相談することで考慮してもらえることも色々あります。
気になることがあったら絶対相談するべき。
立候補・積極性でアピール。宿題は要相談。
中学受験を控えていると言っても、委員会や有志の係には積極的に立候補してほしいと思います。
勉強も大切ですが、ご近所の友達が中学受験後も大切です。
積極性をアピールしながら小学校生活を楽しんでほしいです。
放課後は勉強に集中できるようにメリハリのある生活を。