産まれてから乳児から幼児になって保育園・幼稚園に入って・・・
今までずっと親ナシでは生きていけなかった子供たちも小学校に入って生意気盛りになってきました。
これから先、子供たちは自我が芽生え、大人になっていきます。
いつまで経っても『ママ・パパ』ではなく『お母さん・お父さん』になるんですね。
思春期に入る前にその準備期間として『前思春期』というものがあるそうです。
子供たちの体と心にどんな変化があるのでしょうか。
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Contents
前思春期ってどんな時期?心と体にどんな変化があるの?
前思春期とは?いつ頃から始まるの?
思春期=体が急に大人のように成長していくが、それに心がついていかずに気持ちが不安定になる状態。気持ちのコントロールが難しいんですね。
前思春期はその前の状態。友達が思春期に差し掛かったり、身体の成長の話を学校で聞くけど自分の体の成長はまだ・・・。
もともと思春期は14歳から17歳くらいにくるが、近ごろは食生活や普段の生活の状態から身体的にも精神的にも成長が早く10歳ごろから始まる場合もあります。
【前思春期チェック】最近のお子さんに当てはまるものはありますか?
☑なんでも話してくれていたのに隠し事をするようになった。
☑仲良しグループを組んで行動するようになった。
☑将来に不安を感じているような発言をする。
☑成績を不安に思っている。自分はバカだからと言う。
小学校の中学年くらいになると上記のチェック項目に当てはまる子も多くなってきます。自我が芽生え始めている状態ですね。
親からすると急にこんな発言が増えたら『どうしたんだろう?何かあったのかな?』と不安に思うかもしれません。
しかしきわめて普通の成長の証です。
今まで自分は自分だったのが自分が周りからどう見られているんだろう?
あの子は成績がいいのに自分はそうではない。馬鹿にされるのではないか?と悩んでいるのかもしれません。
仲良しグループでいるけどそこにはマウンティングの様なものがあってストレスを感じているのかもしれません。
【甘えたいけどうざい?】前思春期の子供の心は不安定。
前思春期の子供は『まだまだ親に甘えたい』という気持ちと『親なんてうざい。友達のほうが大切だから放っておいてほしい』という気持ちを行ったり来たりしています。
放っておいてよ!と言っていたのに急に膝の上に乗って甘えて来たり
精神的にデリケートで見ていてとても不安定な状態です。
友達の中にはもうすでに思春期の体の特徴が出ているのになんで自分だけまだなんだろう?と不安に思っているのかもしれません。
そんな不安を親に言い出せない気持ちも分かりますよね?
親むかつく!なんて言っていたのに急に甘えてくるなんてどういうこと?と思うかもしれませんが、まだ子供な一面と自我が芽生え大人になろうとしている間で苦しんでいるのだと思って甘えて食た時には十分に甘えさせてあげましょう。
【子供の気持ちが分からない】親として出来ることは。
親への反発心も自分らしさを求める気持ちも子供が順調に成長している証です。
それなのに親が不安になったり過度に心配する必要はありません。
親としてしてあげられる唯一の事は信頼関係をしっかり築くこと。
なんでも話してくれていた子が話してくれなくなったからと言って机の中をあさったり、携帯を盗み見るなんてことをしてはいけません。
前思春期を迎えた子供はもう立派な1人の人です。
出来ない事はまだあるにせよ、大人の所有物などではなく、人として接してあげるべきです。
心配する気持ちは分かりますが、親は見守ってあげるしかないんです。
信頼関係がしっかりしていれば困ったときに話をしてくれるはずです。
その時を待ちましょう。
そして甘えてきた時にはしっかり甘えさせてあげましょう。