先日ピアノの発表会がありました。
ピアノを始めて半年足らずでしたが、4か月近くかけて2曲をしっかり仕上げて発表会に備えました。
発表会に出ると決まったときは自信満々で楽しみにしていたのですが、発表会前には『もう出たくない!』と言い始める始末。
小学生で『この日!』に合わせてモチベーションと技術を仕上げるのってとても難しいこと。受験と一緒ですよね。ピアノの発表会はいい経験でした。
次女の発表会当日までの出来事をまとめました。
ピアノを習っていると発表会への参加を勧められることが多いと思いますがそれにはとても重要な目的があるんです。ピアノの発表会は何のためにあるのでしょう。
Contents
【ピアノ教室を選ぶポイント】発表会が強制参加の教室は多いの?
発表会のないピアノ教室は少数派だと思います。
大手のピアノ教室は半強制的に参加することになるそうです。
個人のピアノ教室は発表会がないところもありますが、生徒数が少ないと発表会がしたくても出来ないのが実態のようです。
なんでピアノの発表会を義務付ける教室が多いのでしょうか。
不安症や緊張しやすい子は発表会に出たがらない。
次女が発表会に出たくなくなった理由は?
- 大きな舞台に1人で弾く緊張感に耐えられない。
- 同じ曲を毎日弾くのに飽きちゃう。
- 発表会の大切さがわからない。
- 曲をミスなく弾くだけではなく、細かい指示が嫌。
- 親のほうが練習に必死になる。(練習したの?と言われる。)
我が家の次女はピアノを習い始めて7か月で発表会に参加しました。
習い始め、発表会がどのようなものかもわからな状態でしたが、発表会前の練習はかなり厳しくて毎日泣きながら練習をしていました。
泣きながらでも練習するだけいいのですが、見ている親にとっても試練でした。
小学校低学年の子が何か月もかけて同じ曲を練習することは本当に苦痛だったようです。
発表会が終わった今のほうが嬉々としてピアノ練習に励んでいます。
1年生で同じ曲を半年近くかけて完成させることの重要性はまだまだ分からないようです。
気持ちをのせたり、歩くスピードで弾くとか、音楽独特の曖昧な表現についていけず、苦手意識が強かったんですね。
ピアノは弾く楽しみと聞かせる楽しみがある。
では、なんでピアノ教室の先生方は発表会を大切にしているのでしょうか。
ピアノを習うというと、ピアノを弾けるようになることに重点を置いてしまいがちですが、練習して難しい曲を弾けるようになることだけがピアノを習うということではないんです。
ピアノを人に聞かせる楽しみを覚えてほしい。
ピアノで自分を表現できるようになってほしい。
そう先生方は思っているのです。
うまくなるほど、難しい曲を練習することをつらく感じることもあるでしょう。
しかし、それだけ高度な曲は聞いている人を夢中にさせたり、感動させることが出来ます。
発表会があるからこそ、そこに向けて1曲を真剣にしっかり弾き込むのです。
発表会に出来たくない気持ちも大切にしてほしい。
発表会の必要性が分かっても、緊張しいの子供や低学年の子だとどうしても苦手だなと思うこともいるでしょう。
でも、ピアノ教室によっては強制参加だというところも多いでしょう。
私が思うのは強制だとしても、それを参加する理由にしてほしくないな。ということです。
『発表会?嫌だな。』『でもみんなでなくちゃいけないから参加しようね。』ではなくて『発表会?嫌だな。』『なんで嫌なの?でなくてもいいけど、頑張って練習してお母さんやお父さんにうまくなったところ聞いてもらおうよ。』という風になるといいなと思います。
もちろん、ピアノ教室の先生にそこまでフォローしてもらうことが難しいと思います。なので、お母さんやお父さんが『発表会に出てもいいかも』と思わせることが出来たらいいなと思います。
発表会に出たくなかった次女がやり切れた理由。
- 練習が中だるみしたときは違う曲をさせてもらった。
- 朝ご飯が出来るまでの時間を毎日の練習に充てた。
- お友達の練習を見学させてもらった。
- 新しいドレスを購入した。
- 遠方のおばあちゃんを招いた。
同じ曲が続くとそうしても嫌になってしまうので練習の前の指ならしにほかの曲を用意してもらいました。
また、発表会がどのようなものかわからず、周りにピアノを弾く子もいなかったので、ほかのお子さんの練習を見学させていただきました。
また、娘の練習をほかの子が見に来ることもありました。
練習は毎日同じ時間にルーティン化させることで練習して当たり前の習慣を付けることで必ず毎日練習することが出来るようにし、発表会用の新しいドレスを購入し見えるところにぶら下げておくことでモチベーションを維持しました。
発表会出たくないな…ということや、泣きながら練習することも、私がゲキを飛ばすこともありましたが、ミスなく発表会が済んだので親としては大満足ですし、本人も自信がついたようです。
発表会が終わったばかりの今は、『もう発表会はいいや。』と言っていますが、きっと新しいドレスを用意すればやる気を出せると思います。
娘にもピアノを大勢の人に聞かせる楽しみ、少しはわかってくれたのかな?
ピアノ教室の生徒さんたちが前向きに発表会に参加してくれることを願っています。
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