『過保護』という言葉に敏感な3姉妹ママのむぎです。
私は過保護だねとか、甘やかしすぎじゃないの?と言われると嫌だなと思っていました。子供を甘やかしていると思われたくなかったんです。
なので、人前では、ほかの子供に優しくて自分の子たちにちょっと厳しく接していました。
でもそのせいか、いまだに家で子供たちは私にべったり甘えたさん。
甘えさせてあげること。甘やかしていること。この違いってなんなんでしょう。
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Contents
甘えることと甘やかすこと。
甘えることも甘やかすことも一緒と思っていませんか?
甘えることは子供側から見たことで、甘やかすことは親側からしたこと。
つまりこれってどちらも一緒でしょ?と思っていませんか?
甘えるととと、甘やかすことは全く違うことなのです。
一方は子供の成長に欠かせない必要不可欠なもので、もう一方は子供の成長の邪魔をする障害となるようなものなのです。
子供にとっての『甘え』ってなに?
自分でできるのに出来ないといってみたり、やってほしい!と言ってきたりすることです。1種のお試し行動と言えます。
大人が本当に自分の味方なのか試しているのです。
また、普段取らないようなスキンシップの取り方をすることもあります。膝の上に乗って来たり、手をつないでほしいと言って来たり、一緒に寝たがったり。
子供によって年齢の幅が広く、小学生になっても甘えたがる子供がいます。
母親としては『ちょっと!もう小学生なんだから恥ずかしいでしょう?』と言ってしまいたくなる時もありますよね。
『甘やかし』とは?
一方、『甘やかし』とは出来るのに大人やほかの子が誰かのためになんでもかんでもやってあげることを言います。
出来るのに先回りしてやってあげたり、注意すべきところで注意しない事も甘やかしです。
悪いことをしても本人が反省し謝罪するのではなく、親が謝ってお終いになるケースもそうです。
子供同士のケンカの仲裁に大人が入って大人が解決してしまうことも『甘やかし』です。
子供の成長に必要な経験を親がとってしまうのです。
甘えと甘やかしの違い。
甘えは子供からやってほしいと懇願することで、甘やかしは頼んでもないのに親が子供の事を想い勝手にいろいろな余計なお世話を焼くことです。
人によっては気づかないうちについつい先回りしてやってあげてしまっている人もいます。
無意識の事とは言え、子供の成長のチャンスを奪ってしまっているのです。そして、全くその自覚がないので困ったものです。
先回りしてお世話をしてあげることは絶対ダメです。
甘やかしは子供の成長の邪魔。
出来るのにやってあげることは『甘やかし』であるということをしっかり自覚しましょう。
- 靴を自分で履けるのに急いでいるから履かせてあげる。
- こけた時にさっと手を差し伸べて立たせてあげる。
- ご飯はこぼすと掃除が大変だから食べさせてあげる。
- 友達のおもちゃを取ったときに親が先に謝る。
このようなことをやってあげていませんか?
出来るだけ子供自身でやらせるようにしましょう。
『甘え』は子供の成長に必要なもの。
出来るのに『甘え』ている子供はしかるべき?
甘やかしがいけないのなら、甘えている子供もダメなんじゃないか?私はずっとそう思っていました。
出来るのにやらないなんてただの甘え、許さない。許しちゃいけないんだって。
甘える子は自立が遅いんじゃないのか?と。
でもそれは間違いでした。
甘え上手な子のほうが自立が早いというのです。
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甘え上手のメリット。
- 甘えさせてあげることで心が安定する。
- 自己肯定感が強くなる。
- 失敗を恐れずチャレンジする子が多い。
- 他の子にも優しくできる。
- 信頼関係が強くなる。
しっかり甘えることが出来る子供のほうが早く自立が出来るなんてなんか意外じゃないですか?
甘えられるときにしっかり甘えることで自己肯定感が強くなり、失敗しても私は大丈夫!いつでも味方になってくれる人がいる!と思うことで失敗を恐れずにいろんなことにチャレンジすることが出来るのです。
子供の甘えアピールを見逃さないで。
『やって!やって!』『もっと僕を見て』
子供のそういうアピールに気づいてそっと目を向けてあげること、抱きしめてあげることは子供の成長にとても大切なことなのです。
- 勝手にやってあげること。(甘やかし)
- 厳しく突き放してばかりいること。(甘えを無視する)
これは両方NGです。
甘やかさずに、甘えさせてあげること。
この2つの差は子供からアピールがあるか、ないか、です。
アピールがあったら子供だけできないか、子供だけでできるようにする方法はないか模索する。もし、なかったら一緒に手伝ってあげる。
もし協力の要請がなかったら一歩下がって見守ってあげる。そして、とことんやらせること。
これを徹底させましょう。