九九は小学校2年生で習います。ここは算数の大きな山場です。
でも、授業で習う期間は2週間ほど。正直こんなに短い期間ですべての段を暗記するのは不可能です。
そうなると、九九は授業ではなく宿題で覚えていくしかないんです。
九九を先取り学習をしていると授業が本当に楽に進みます。
では九九はいつ先取りして覚えるのがいいのでしょうか。
九九の先取りが出来ていたら宿題にかかる時間も短く、授業中の負担もとても軽く済みます。
我が家の場合は長女は公文式に通っていて幼稚園の年長さんの時に、次女は小学校1年生の冬休み・その次の春休みに集中して覚えました。
2人がどのように九九をマスターしたのがお伝えします。


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【体験談】公文式で幼長(5歳)の時に九九を覚えた長女の場合。
公文式に通っていたので学年を超えて学習をしていました。
公文式は教室ごとに少しルールが違っています。
長女の通っていた教室では、プリントを始める前に九九の暗唱と百人一首の暗唱を自宅で覚えてきて教室で発表するのが決まりでした。(幼稚園・年長のころだったので足し算・引き算はまだマスターしていません。)
宿題は必ずしなくてはいけませんが九九や俳句は余力があるときだけで大丈夫でしたが『先生の前で発表する』という緊張感があり、長女は褒められたい一心で出来る限り覚えていくようにしていました。
掛け算は4か月~5か月ほどですべての段をクリア出来ました。
百人一首のほうが覚えやすかったようですが、九九もそれほど急いでいたわけではなかったので『長い時間かかったな』という印象はありませんでした。
九九をマスターするのに半年近くかかるなんて小学生だったら時間かかりすぎだとイライラしたと思いますが、そうではなかったのは先取り学習のメリットですね。
【記憶の定着】九九の暗唱は脳のトレーニングになる。
何かをインプット(記憶)してそれをアウトプットすることは記憶力の訓練です。
簡単に言うと 脳トレ。
インプットするものは何でもいいのですがそれが九九だったり、俳句や名文だったりすると算数の勉強に役に立ったり、語彙力の増加につながります。
暗唱することにとって脳に記憶できる容量を増やしていくことが出来るのです。
3×4がどういう意味か最初はわからなくてもいいんです。理屈抜きにして覚えてしまって小学校に入ってからこういう意味だったんだと理解しても問題ないのが九九なのです。
公文式を辞めたことで少し忘れつつあった九九を授業で補習。
1年生の時に公文式を辞めてしまっていたので小学校2年生で九九を勉強したときには忘れつつあった九九。
ですが授業や宿題で補習をすることですぐに思い出すことが出来ました。
さらにその後、そろばんを習い始めたので単純な計算問題は得意です。
長女は九九を先取りしていたのに次女にはさせなかった理由。
暗唱をすることの大切さはとてもよく理解しているつもりです。
では次女はなんで九九を暗唱していないのかというと
- 九九の暗唱よりも国語の名文暗唱に力を入れていた。
- 足し算・引き算 などの基礎を重点的にしていた。
- ピアノの練習に時間がかかった。
この3つがあげられます。
次女は公文ではなくピアノ教室に通っておりその練習が忙しかったのです。
また、次女は長女に比べて国語力・語彙力が低かったので音読に力を入れていました。
全く暗唱をしていないわけではなくて暗唱するものが九九ではなかったのです。

【オススメ】小学校入学前に九九の先取り学習は必要だった。
九九の先取りをしない場合
- 九九の宿題に時間がかかりすぎる。
- 次女は暗記が苦手。
必ずやらないといけない宿題は集中して短時間で終わらせるのが理想です。
宿題は必ずしなきゃいけない。だけど、遊びに行きたい。となると子供はそうしてもイライラしてしまいますよね。
宿題が15分で終わる子供もいれば60分かかる子もいるそうです。
今の学習に余裕があるようなら先取りをしておいて損はないと思います。

次女の場合は長期休みを使ってなんとか2年生までに九九を覚えることが出来ました。
もし、入学前に先取りできていない場合には長期休みを使ってしっかり暗唱できるようにしておきましょう。
【要注意】先取り学習をお勧めしないお子さんはこんな子。
ただ先取り学習をお勧めできないお子さんもいます。
- 今の授業についていけていない子。
- 基礎がしっかりできていない子。
- なんでも先に先に進みたがる子。
- 本人は学習ができていると思っている子。
このようなお子さんには先取り学習ではなく、今やっている基礎の勉強を強化することをお勧めします。
次女もこのタイプだったので今まで先取りはせずに算数だと足し算・引き算をしっかりと繰り返し勉強させました。
繰り返し同じ事を勉強するのってとても苦痛だし、しんどいと思います。
しかし、その効果は絶大です。そして、絶対必要な力です。
足し算引き算に強い子は掛け算も暗唱ではなく、足し算でクリアすることが出来ます。
割り算になっても、足し算引き算が早いと有利ですよね。
逆に足し算引き算が弱いと割り算でもつまづきます。
まとめ
≫≫九九はいつから?
☑余力があればいつから始めてもよい。
☑ただ、九九よりも優先順位の高い勉強があればそちらを優先すべき。
☑夏休み・冬休みの長期休暇のカリキュラムに入れ込むのがお勧め。
お勧めの教材紹介
とにかく良文を声に出して読むことで集中力と語彙力をアップ。
うちの小学生組はチャレンジタッチ。【進研ゼミ小学講座】を受講中です。
タブレットを使ってゲーム感覚で勉強出来るので勉強に対する苦手意識もなく楽しく取り組んでいます。
苦手な教科は復習を、得意な教科は学年を超えた先取りが出来るのがお勧め。
現在漢字は長女も次女も1学年上を勉強中。
