子供たちのお小遣いってどうしていますか?
我が家は今、小1・小3の娘ともにお小遣いを与えていません。
元々は報酬制であげていたんですが。
その経緯はこちら。
うまくいかなくてお小遣いやめちゃったんですが、実はそれはうまくいかなかったわけではなくて私がもう少しちゃんと『お手伝い』ということの説明をすればよかっただけの話だったんです。
お手伝いはお金をもらうためではなくて家族のためにすることで、いまお手伝いをしてお小遣いをあげているのは『仕事をする』ということへの勉強代金なんだよと。
今後、お手伝いもお願いしながら毎月定額のお小遣いをあげていこうと思っています。
お小遣いって上手にあげれば、本当に大切な勉強になるです。
Contents
【これで解決】お小遣いに関する疑問。
幼児教室ではお小遣いについての質問をよく受けます。
- ○歳だといくらくらいのお小遣いが常識的なの?
- お小遣いはお手伝いをしたときのお駄賃にするのがいいの?
- 月額のお小遣いにしたらお手伝いをしなくなるんじゃないの?
だれもが気になる話題ですよね。
お小遣いって『なんとなく』の感じで決めてしまうご家庭も多いかもしれませんが、お小遣いを通して学べることってとても多いんです。
私がお勧めしているのは未就学児のころはお駄賃。
小学生になったら月額お小遣い制です。
小学生になったらお小遣いは月額制(定額制)にするべき理由。
小学生になったら・・・
- 自分で欲しいものが出来る。
- 欲しいものが高額になる。
- 我慢できる忍耐力がつく。
- 計画的に物事を考えられる。
以上の理由からお小遣いを定額制にすることをお勧めしています。
未就園児さんだと自分の欲しいものがコロコロ変わったり、欲しいものがあったとしてもその時の気分で違うものを買ってしまってのちに後悔することなんかがよくあります。
しかし小学生くらいになると自分で目標をもって行動することが出来ます。
すぐそこにちょっと欲しいものがあったとしてもしっかり我慢できるのです。
また、その欲しいものがねだられたから『ちょっとついでに買おうか』というような金額ではないものを欲しがります。
ゲームや工作系のおもちゃなど・・・。高価ですよね。
目標未達!ほかのものを買っちゃったときが成長のチャンス。
後悔する気持ちが金銭感覚を育ててくれる。
欲しいゲームソフトがあったのにお祭りの出店で散財してゲームが買えなかった!なんていうときがあったらそれは成長するチャンスです。
その時の『悔しい気持ち』や『後悔する気持ち』『自分の計画の甘さを反省する気持ち』が今後の金銭感覚を磨いてくれます。
そんな成長するチャンスに『可哀想だからちょっとお金を援助してあげよう』なんてことをしてしまうとお金の感覚を養うことが出来なくなってしまいます。
もし、お金が足りないときには親や祖父母に泣きついたら なんとかなるんじゃない?と甘く考えてしまいます。それってお金だけではなくて本当に大切な勉強や生活の場面でも『何とかなるさ』と人に頼るようになります。
月額のお小遣いになったらお手伝いをしなくなるんじゃないの?
私もそう考えていました。
お手伝いを頼んだ時に『それっていくらくれるの?』と娘たちに言われて怒ってお駄賃制度を止めてしまいました。
でも、その時に怒るのではなくてうまく説明できれば問題なかったのに・・と後悔しています。
きっと子供たちには『お小遣いちょうだいというとママは不機嫌になる』という記憶しか残っていないでしょうから。
お手伝いは家族の一員として当然の行為。
お小遣いいくらくれるの?という問いに対して
『お手伝いは同然の行為だよ。でもいまは仕事をするということに対して賃金が発生するというお勉強の一環としてお小遣いをあげているだけなんだよ。』
と怒らずにきちんと説明出来たらよかったのに、と思っています。
ママが家事をして賃金が発生しないのと同じように子供の仕事は勉強とおうちのお手伝いなんです。
だからお駄賃は必ず払わないといけないものではないんです。
月のお小遣いはだいたいいくら?
私は月のお小遣いは学年×100円程度でいいと思っています。
もし、おやつは子供にお小遣いでやりくりしてほしいとか、文房具代はお小遣いで、というような家族のルールを決めながら多少プラスしてもいいと思います。
コツコツお金をためて買う商品は特別に嬉しい。
毎月もらうお小遣いだけではなかなかほしいものに届きません。それは届かないのが正解なんです。
だからプラスアルファのお手伝いが必要になります。
お手伝いなしで何でも買えるくらいお小遣いを高額にしてはいけません。
お祭りで遊ぶお金や、欲しいおもちゃのためにお小遣いを貯めながらお手伝いも頑張るのが大切です。
欲しいものがあるのに手に入らないとき子供は
- どうやってお金を得ようか。
- どんなお手伝いをしたらお小遣いをもらえるのか。
- 安く売っているお店はないのか。
- 本当に自分はこの商品が欲しいのか。
など考え始めます。
これって素晴らしいことだと思いませんか?
また、そうやって考えてやっと手にした商品はプレゼントで買ってもらったものよりも長く大切に扱ってくれると思いませんか?
そのように苦労して得たものがどれだけ達成感を与えてくれるものなのか。
ぜひ子供たちに体験してほしいと思います。