小学生くらいになるとテレビでも本当にあった怖い話など興味を持ち始めるころです。
映像で見る怖い話ももちろんですが、絵本の怖い話は奥が深くて読めば読むほど新しい怖さがあります。
これから紹介する本は怖いだけではなくて『目をそらしてはいけない大切なこと』を教えてくれる絵本です。
ぼくがラーメンたべているとき 長谷川義史
あなたがラーメンを食べているとき、となりのあの子はこんなことをしています。
となりのとなりのあの子は・・・・。
となりのくにでは・・・。
きみがこうしているときにあの国のあの子は。
『本当にあった怖い話』というような話ではありません。
とてもとても身近な話です。
この本で読書感想文を書くといろいろ考えさせられること間違いなしです。
コワイけどしっかり考えながら読んでほしい1冊です。
しんでくれた 谷川俊太郎
谷川俊太郎さんの詩を絵本に。
『しんでくれた』『そいでハンバーグになった』
シンプルでぐっとくる言葉とリアルな絵。
文章にも絵にもとても力があります。
たべてあげる 作 ふくべあきひろ
主人公のりょうたくんはきらいな食べ物がいっぱい。
あるとき『嫌いなものを何でも食べてくる小さいりょうたくん』が現れました。
これからは嫌いなものは小さいりょうたくんが食べてくれるから大丈夫。ママにも『全部食べれてすごいね』って褒められて上機嫌。
きらいなものを食べなくていいなんてラッキー。
でもこの本を最後まで読んだら好き嫌いなんてできなくなっちゃうこと間違いなし。
おもしろくて可愛いけど、ちょっとホラーでこわーい絵本。
きれいなはこ 作 せなけいこ
わたし、じつはせなけいこさんの絵本が苦手です。
小さな時にこのきれいなはこという絵本を読んで以来どの本もなんだかとても怖くって。
1度怖いと思ったら絵まで怖い。
題名が『きれいなはこ』なのに表紙が口の大きな犬くん。
絵本って悪者がいても最後には改心して仲直り。というハッピーエンドが多いけど
せなけいこさんの絵本は違うんです。
かわいい絵なのにぞっとするような終わり方で、救いもないものが多い。
読み終わった後に子供たちに感想を聞きたい絵本です。

