子育て 自立への道

【小学生に必要なのはこれだった!】『暇』が子供の行動力と想像力を育てる。

暇な時間があるけど何をしたらいいのか分からない、もしくは暇があるとついついゲームをしてしまってあっという間に1日が終わってしまうなんていうお子さんはありませんか?

実は、暇な時間があることで子供たちは指示待ちをするだけの受け身の大人ではなくて、自主的に何かすることを探すことが出来る大人になることが出来るんです。

習い事ばかりで時間に追われた幼少時代を過ごしている子が指示待ち人間になったり、受け身な大人になるといわれています。

この記事では、

  • 行動力・想像力のある子供に育ってほしい。
  • 指示を待たずに自発的に行動できる人になってほしい。
  • 我が子は忙しすぎると思っている保護者の方に。
  • 暇な時間を有効的に使ってほしいと思う保護者の方に。
むぎ
むぎ
こんな方に、子供たちが退屈で暇な時間をどう過ごすのが一番有意義なのかを一緒に考えてほしいと思います。

いまの小学生は脱ゆとり世代。

今の小学生って驚くくらいみんな忙しくて、お友達と遊ぶ約束をするのも週1回予定を合わせるのがやっと!

働いているパパママが多いので学童に行っている子も多いし、学童に行っていない子は習い事を複数している子がほとんどです。

学校のある平日はやることが毎日決まっているので夏休みや長期休暇になると「何したらいいんだろう?暇だな。どっか連れて行ってよ!」なんて子も多く子供たちの「暇!ヒマ!」っていう声がうるさくて憂鬱なんていうママは多いですよね。

ゆとり教育とは。

無理のない学習環境で子供たちがみずから学び考える力の育成を目指した教育。暗記中心の知識の詰め込み教育や過度の受験競争が,いじめ不登校少年非行を誘発しているとの批判をうけ,偏差値重視の教育を廃止してゆとりのある教育に転換し,生きる力を育成しようという趣旨のもと実施された。1977年の学習指導要領改定で「ゆとりと充実」がうたわれ,1999年の全面改正(2002実施)によって実質的に始まったといわれる。教科にとらわれない「総合的な学習の時間」の新設,絶対評価(→相対評価)の導入のほか,学校週 5日制を完全実施,土曜日の授業時数が減り,各教科の学習内容は一律に 3割程度削られた。

ゆとり教育(ゆとりきょういく)とは – コトバンク

このように授業時間を削減し、教科書の内容は3割も軽減、何度も見直しされたが、これが原因で学力の低下を招いたと言われています。

『ゆとり』を持つということは失敗だったのでしょうか。

『ゆとり』の時代に塾講師のバイトをしていた私。

私はゆとり教育の時代に中学受験をする小学生向けの塾の講師をしていました。

私からみたら小学生はまったくゆとりなんてなかったです。

毎日毎日、塾とスイミングなど習い事の掛け持ちをしている子供たちを見て胸が苦しくなったことも何度もあります。

小学生がこんなに遅い時間まで・・・。塾でお弁当を食べる子、疲れて居眠りをしそうになっている子、授業と授業の間に仮眠をとる子。

小学校でゆとりのある授業をしているからそれを自分たちで補うように習い事に精を出しているようでした。

保護者の方も『学校の授業だけではついていけなくて』という悩みをお持ちでした。

脱ゆとりになった現在の小学生は?

業時数の変化[18]
学年 ゆとり教育 移行期間 脱ゆとり教育
小学1年生 782 (23) 816 (24) 850 (25)
小学2年生 840 (24) 875 (25) 910 (26)
小学3年生 910 (26) 945 (27) 945 (27)
小学4年生 945 (27) 980 (28) 980 (28)
小学5年生 945 (27) 980 (28) 980 (28)
小学6年生 945 (27) 980 (28) 980 (28)
中学1年生 980 (28) 980 (28) 1015 (29)
中学2年生 980 (28) 980 (28) 1015 (29)
中学3年生 980 (28) 980 (28) 1015 (29)
  • ()内は週時間あたりの授業時数

「脱ゆとり教育」を編集中 – Wikipedia

授業数は確実に増えて居ますが、英語が入ったり総合の授業が増えたので英語・算数の授業は、やはり速足のような気がします。

小学校や地域によってだいぶ差があるし私の勝手な主観が入っているかもしれませんが、ゆとりを持つことにママのほうが不安を覚えているような気がします。

退屈な時間にはメリットがいっぱい。

「暇=たいくつ」というマイナスイメージがありますがそうではありません。

退屈な時間にはメリットがたくさんあるんです。自分で自分の予定を考えることって本当に大切なことです。

その1、考える時間が出来る。(スケジュール管理能力)

予定がいっぱい、スケジュールがバンバンだと予定をこなすことに全力になってしまいます。

あの後これをして、そのあとあれをしなくちゃいけない。

小学生くらいだと自分でスケジュールを把握することは難しいので保護者の方が管理することになると思います。

このまま疑問を持たずに大きくなっていくと、指示待ち人間になってしまいます。

暇な時間を与えることで何をしようかな?と考えたり、自分は何をしたいだろう?と考えたりします。

いつも読まないような本を読んだり、友達に手紙を書いたり忙しいときはしないようなことを考えます。

あれして、これして、そのあとまだ暇だったらこんなこともできるなぁ。

大人になってからスケジュール管理がしっかりできる人はそういう時間を暇な満喫出来る人です。

 その2、想像力を育てる。

暇な時って何をしますか?

まず、暇だな?何をしようかな?こんなことをしたら楽しいかな?

いつものおもちゃで遊ぼうか?遊び終わっても暇だな・・・次は何をしようかな?

いつものこのおもちゃ、もっと違う使い方出来ないかな?

むぎ
むぎ
暇な時間があることでいつものおもちゃをいつも通りの使い方ではなく、変わった使い方をしてみたり想像する力を養うことが出来ます。

暇な時間を1時間過ごした後、子どもを見てみると大人の本を読んでいたり折り紙や粘土で遊んでいたり『え?こんな遊びするんだ』と驚くようなことをしているときがあります。

その3、ぼんやりしていると新しい発見がある。

ぼんやりしていると、新しい発見があることあります。

普段せかせか歩いていると気が付かないような花が咲いていたり標識があったり変わった形の石が落ちていたり。

それが妙に気になったりするんですよね。

大人だってぼんやりしていると新しい発見があることってありますよね?

小学生は大人が思っているよりも柔軟でおもしろい新しい発見をみせてくれる時があります。

そういうときって忙しい時間ではなくて暇で自由な時間のなせる業です。

暇だな…という時間をめいいっぱい楽しみたい。

イベントたっぷりの忙しい時間も大切だと思います。

しかし、イベントを楽しむのも暇な時間があってこそ楽しめると思います。

 

むぎ
むぎ

暇な時間に次ぎ出かけるときの『やりたいこと』を考えたり準備をしたりします。

もちろん暇な時間を最大限にダラーとする日があってもいいと思います。娘たちには、そんな時間を最大限に満喫できる人間になってほしいですね。