小学生の将来就きたい職業ランキングでもいつも上位に入っている『パティシエ』
次女も将来の夢は『ケーキ屋さん』
パティシエ=製菓学校を卒業すること?じゃあ次女は高校を出たら製菓学校に入るのかな?と思っていましたが、じつはパティシエへの道はそれだけではなかったんです。
パティシエになるためにはどのような人生のコース選択があるのか、その道に進むためにはいくらくらいお金がかかるのか。
小学生の今、将来パティシエになるためにやるべきこととは?
将来彼女の夢を応援するのにどんな道を進むのか、いくらくらいかかるのか調べてみました。

Contents
【パティシって資格がいるの?】どんな仕事?お給料は?
初任給は月給15万〜18万円くらいが相場となります。年収は200万〜300万円くらいが一般的ですが、勤務先によっては200万円に届かないこともあります。
「一人前になる」という強い志や情熱を持てなければ、続けていくことは難しいでしょう。
企業に勤務する場合はチーフ、リーダーなどの役職がありますが、昇進しても年収は500万円に届くかどうかというところです。
パティシエとはお菓子(洋菓子)を作る職人のことです。本来は男性のお菓子職人をパティシエ。女性の場合はパティシエールと言いますが、日本では男性も女性も含めてパティシエと呼ばれています。
パティシエのお給料は決して良くありません。
華やかなお店の雰囲気とは違い、朝は早くから長時間の労働・さらに力仕事も多く体力勝負です。
それでも、パティシエを目指す人が多いのはケーキやスイーツに素敵な思い出がある人が多いからなのではないでしょうか?
でも、いざ働き始めてから『思っていた世界と違う・・・』なんていわれてしまったら残念ですよね。
パティシエになるために知っておいて欲しいことをまとめました。
製菓の専門学校だけではない!パティシエになるための進路は6つ
パティシエになるための進路
- 製菓を学べる高校に入る。
- 高校を卒業後、製菓の専門学校を受験する。
- 大学・短大を卒業後、製菓の専門学校を受験する。
- 洋菓子店・ホテルなどに就職して製菓の勉強をする。
- 洋菓子店・ホテルでアルバイトしながら製菓の勉強をする。
- 昼間は働いて夜製菓の夜間専門学校に通う。
以上の6つに分けられます。
『パティシエになりたい=製菓専門学校』というイメージが強くありますが、実はそれだけではないのです。
製菓を学べる高校に入学することのメリット・デメリット
製菓を学べる高校を受験するためには、5つの進路の中で一番早く人生の決断をしなくてはいけません。
中学校を卒業前に受験を決めと製菓専門の高校に入学します。
学校にもよりますが実習の時間をしっかりとっているカリキュラムで就職先での実習や指導が手厚い学校が多い印象でした。
ここで出会ったパティシエ仲間は本当に一生の友達になれると思います。
早くからこういう学校に通っているみなさんは、製菓に対する強い思いがある人ばかりなんだろうな。素晴らしい。
デメリットは、特殊な学校なので、数が圧倒的に少なく、自宅から通える範囲にはない可能性が高いこと。人生の決断が早いこと。
もちろん決断が早いことは間違いではありません。その熱意は立派だと思います。
でも進路決定時はまだ中学生。
長い人生の中で高校の普通科にいって見聞を広げておくのもいいのではないかと思います。あくまでも石橋を叩いて叩いてやっとわたる小心者の大人の意見です。
高校・短大・大学を卒業後、製菓の専門学校を受験する。
一番一般的で多くのパティシエの方が選んだ道だと思います。
(短大・大学卒業後に製菓学校に通うのは少し遠回りな気もしますが。)
高校で一般的な教養を身に付けてからの進路になります。
専門学校に通うことでパティシエの仕事の基礎の基礎から製菓以外の調理やドリンク、経営について学ぶ時間もあります。
また、就職への詳しい情報を得ることが出来ます。
実習やインターンを通して、パティシエという職業の内面の部分をしっかり勉強しそれから就職を決められるのはとても優位です。
自分は本当にパティシエになりたいのか、なれるのか。
それとも製菓に携わる販売や研究、そのほかの仕事に就こうと思うのか。
考える幅が広がりますよね。
デメリットは金銭面と年齢です。
短大・大学からの専門学校だと、入学した時から年齢がほかの人よりも高くなります。
教育費も短大・大学で支払った分を合わせると驚くほどの金額になるでしょう。
製菓の専門学校は普通の短大よりもお金がかかります。
実習費や教材費、場合によっては留学費用も。
こちらで製菓専門学校の学費を算出することが出来ます。

パティシエになりたいなら知っていてほしい、専門学校のお金の話。
パティシエの専門学校は普通の短大よりもお金がかかる。
上記のさんぽう進学ネットでも算出できますが、短大は平均して2年間で300万円かかります。
それに対して製菓の専門学校は大阪調理製菓専門学校(2年制)で347万3000円です。
さらに学校によってはパティシエの本場フランスに留学をすすめているところも多く、親としても子供が希望するなら・・・と思ってしまいます。
洋菓子店・ホテルなどに就職して働きながら製菓を勉強する。
最後にこれが一番大変な選択だと思いますが、ホテルや洋菓子店などで働きながら製菓を勉強することです。
仕事のあと疲れているなかで独学で勉強ができるかどうか。自分にその決意があるのか考えてみましょう。
でも、チャレンジしてみる価値は絶対あります。勉強しながらお金を得ることが出来るのは、とても大きなメリットです。
パティシエを目指す小学生勉強してほしいこと。
パティシエに必要なスキル
☑日常的な会話が出来る英語力
☑計算・特に小数と分数に強くなる。
☑重いものも持てる体力を付ける。
留学するなら英語の勉強は必須です。
せっかく留学できたのに現地の人と話が出来なの出はもったいないですよね。
パティシエになるから進学はしないから勉強はしないというのはいけません。
さらに、パティシエになるには数字に強くなくてはいけません。お菓子は材料を細かく正確に測る必要がありますし、仕事にするにはとてもたくさんの量の材料を計る必要があります。
計算・分数はぱっと計算できなくては困ります。
また、
パティシエ=楽しくお菓子を作るだけの人ではありません。
何十キロもある小麦粉や砂糖を運んだり、仕事は朝も早くて夜は遅くまで掛かります。
将来の夢のために今からでもできることはいっぱいありますね。
母親である私も娘たちが誇りに思えるような好きな仕事に付けるように応援していきたいと思っています。
