アダルトチルドレンってご存知ですか?
元々が機能不全の家族のもとで育った子供が大人になっても心にトラウマを抱えたまま育ち悩み、苦しみながら生きている人たちの事を言います。
こう書くと自分には関係ないと思う方も多いのでしょうが、親が自覚なく傷つけ、その結果アダルトチルドレンと呼ばれる状態になってしまうケースも増えています。
親も子供も渦中にいるときは無自覚だといいます。
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【機能不全家族】アダルトチルドレンの特徴って?
- 自分に自信が持てない。
- 自分を大切にできない。
- 親になることを極端に怖がる。
- 他人にどう接したらいいのかわからない時がある。
- 人との距離感が極端。
- 人を試すような行動をとる。
- 人からの評価を気にする。
こんな特徴があげられます。
もしかして私もそうかも?という方はこちらでチェック↓
アダルトチルドレンにありがちな思考とは。
ありのままの自分では愛してもらえないと思う。
自分を偽っていい子を演じないと愛してもらえないと思っています。
いい子にしているときは褒め、優しく接しそうでない時には必要以上に感情的に怒っていると子供は『ありのままの自分では愛してもらうないんだ』と思うようになります。
親が他人や兄弟で比較するような言動をとる。
これもついやりがちなことですが、兄弟間で比べたり他人と比較ばかりしていると自分自身でもすぐに人と比べて落ち込むようになります。
外で他人と比べられることは良くあることですし、仕方のないことです。
しかし、親には『人と比べられることなく1番に思っていてほしい』と思うものです。
子供が親の顔色を窺っている。
すぐに感情的になるがちな親をもつ子供に多く見られます。
そう言った子供は親以外でも周りの目を気にして自分の意見が言えなくなってしまったり委縮してしまうようになります。
子供は感情的に怒られるとその行動だけではなく、自分の存在自体を否定されている気分になります。
ママにとって自分はどんな存在なんだろう?邪魔な存在なのではないだろうか?と思ってしまいます。
子供をアダルトチルドレンにしないために気を付けたい事は?
とにかく人と比べない。他の子を褒めすぎない。
ついつい比べたくなってしまう気持ちはわかりますが出来るだけ、人と比べないようにしましょう。
間違っても『○○ちゃんはできていたのに。』とか『○○ちゃんは偉いね。』なんて言ってはいけません。
悪意のない発言でも○○ちゃんに比べて自分はダメな子なんだと思うように なってしまいます。
家族内のルールは絶対ではない。
どこの家でもオリジナルのルールがあると思います。
しかし、それに固執しすぎてルールからはみ出ることを極端にしかりつけてはいけません。
家庭の独自ルールは 子供の成長に応じて変化をさせたり工夫が必要になるものだと理解しましょう。
子供に対して過剰な期待をしないこと。
子供が歩き出すのが早かったら『将来はスポーツ選手ね』
しゃべりだすのが早かったら『将来賢くなるかも。』
上手に丸をかけるようになったら『画家になるのも夢じゃないかも』
なんて、子供の成長に一喜一憂するのが親というものです。
習い事を始めるようになると子供の成績や達成度も気になりだします。
そのたびに親は子供に過剰な期待をしがちです。
子供をやる気にするために褒めるのは構いません。
でも、過剰に期待するあまり少し失敗すると『がっかりだわ。』なんてことになりがちです。
失敗して落ち込んでいるのは子供のほうです。なのにさらに親から『がっかり。』なんて言われたらどう思うでしょう。
期待するのは悪いことではありません。しかし、過剰な期待をかけ勝手に落ち込むことはしないでください。
家族であってもプライバシーは尊重すべき。
親にとって子供はいつまでたっても子供です。
だからついつい1から10までお世話を焼きたくなるし、身の回りのことにも手を出してしまいがちです。
こういう状態が長くと子供の事を自分の分身のように感じてしまいます。
当たり前ですが、そうではないのに。
自分が携帯代を払ってあげているから。
良くない友達と付き合っていたら怖いから。
子供が道を踏み外さないために。
などという理由をつけて携帯を盗み見ている何てことはないですか?
子供の部屋の掃除のついでに机の中をちらっと覗いてみたり。
それは過干渉というものです。
自分も子供のころ嫌だなぁと思っていませんでしたか?
1度信頼関係を失ってしまったら再構築は難しいです。
そんなことがないようにしましょうね。