効果的な学習方法

【小学生の学力】いつから差がつく?『9歳の壁』つまづきポイントと指導方法。

勉強っていつから出来る子・できない子(苦手な子)に分かれるのでしょうか。

小学一年生の時は平仮名が多少曖昧でもしっかり時間を取って教えてくれるので勉強が苦手ということはあまりありません。2学期でやっとカタカナ・漢字に入ります。

算数は1桁の足し算引き算が始まるころから少しづつ少しづつ周りとのスピードの差が出てきます。しかし、1年生の夏休みにしっかり復習しておけばとりあえず安心。

しかしそのあと、勉強には『9歳の壁』と呼ばれる高い壁があるのです。小学校4年生で学力差がつくとそれを覆すのは難しいと言われています。

でも、9歳に大きな壁があることを最初から知っていたらどうでしょう。

9歳の壁がどれだけ高かろうとも、先回りしてしっかり助走をつけておけばどんな高い壁だって超えることが出来ます。

むぎ
むぎ
9歳の時点で勉強に苦手意識があると今後勉強が得意だと思えるようになるのはかなり大変。

9歳の壁をグイっと乗り換えられる勉強の基礎を低学年のうちに築くことが大切です。

勉強ができる子・できない子に分かれてしまう分岐点、9歳の壁についてお話します。

学習に大きな差がつく9歳の壁は小学4年生に現れる。

 

むぎ
むぎ

小学校に入ったばかりの時って子供の中で学力差ってあまりなくて、成績表もだいたい一緒くらいだよね?

でも徐々に差がついてきて中学生くらいになるとなかなか差が埋められなくなっちゃうの。

学力に大きな差がつくのってどれくらいからなのかな?注意しておくべきポイントってあるのかしら?

【特に学力差がつきやすい算数】 4年生の学習内容。

  • 数と計算(四則計算・小数の掛け算割り算)
  • 図形(平行四辺形・台形・ひし形)(見取り図と展開図)
  • 3桁×3桁(大きな数)のひっ算

以前は5.6年生で習っていた内容が学習指導内容の変更で4年生の学習内容に変更されました。

むぎ
むぎ
学習指導内容って結構厄介。4年生でぐぐっと勉強の難易度が上がるのね。なんだか急にレベルが上がるの4年生は理科や社会・英語教育もあるから時間が足りない感じ。

一番問題なのは四則計算を精度高くできるかどうか。

今までだったら何とか計算できていた子供たちも数字が大きくなり、スピードを求められることで間違いも増え始めます。

計算が苦手ではない子でも、問題数が多いプリントだとそれを見ただけで『面倒くさい』『やりたくない』という気持ちが出てきてしまい途端に精度が下がる子が多いのが特徴です。

1つ1つ丁寧さをもって計算できないとつらくなってきます。とはいっても計算自体は単純なので、注意をしても子供たちにとっては『できるもん!』という感じでしょうか。出来ているつもりだからお直しもきちんとしないんですよね。

図形の問題で躓く子供も多く、今までの『見ればわかるような問題』から『少し想像力が必要になる抽象的な問題』が増えるので、苦手な子は本当に全く分からなくなってしまいます。

【学習に差がつく理由】9歳って子供にとってはどんな時期?

  • 自分は実はできない子なんじゃないかと現実が見え始める。
  • 手抜きやズルを覚える。
  • 他人をうらやんだり、自分の環境を卑下するようになる。
  • 口答えが達者になる。
  • 隠し事や嘘が上手になる。
  • 親の事をうっとうしいと思い始める。

子供の成長の具合は人それぞれなのですべての子供に当てはまるわけではありません。

しかし、今まで自分は何でもできるんじゃないか?と根拠のない自信満々だった子が現実を見始めたり、友達の家族をうらやましく思ったり、器用にうそをついたりできるようになるのがだいたいこの時期です。

むぎ
むぎ
9歳って勉強だけでなく親子としての関係も難しくなるのが大変。

勉強を教えようにも素直に聞いてくれない。

 

やっていないのにやったと言ってみたり、宿題も答えを見て写したり、手抜きをするずる賢さを覚えます。

真面目にやらないことで勉強はどんどん億劫になり、わからないものを放置しだしますよね。

むぎ
むぎ

『宿題やった?』『いまやろうとしてたもん』

『テストどうだった?』『まだ帰ってきてないけど出来たよ。』

など、隠し事や言い訳も増えます。まさにギャングエイジ!

 

 

【思春期・反抗期】学力差がつく9歳の壁を乗り越えるために。

  • 小さな失敗を繰り返させる。
  • 読書を通してたくさんの疑似体験をさせる。
  • 基礎学力をしっかりつける。

小さな失敗をたくさんさせることで危険な失敗や取り返しのつかない大きな失敗をする危険性が減ります。

親としては小さな失敗もしてほしくないと思ってしまいますが

『忘れ物をする。→不便さを知ることが出来る。』『友達とちょっとケンカをする。→謝ることの大切さを知る。』ということにつながります。

また、このくらいの時期になると親が怒っても素直に聞かない時が出始めます。

親が言うのではなく、本を読んで大切なことを自ら学んでほしいものです。

なんで勉強するのか、習い事を頑張らないといけないのか、論語を交えながら可愛い動物たちが生きていくうえで大切なことをマンガと大き目の文字で読みやすく教えてくれます。

9歳(小学4年生)は、先取り学習よりも復習で基礎学力を固める。

最後に9歳の壁に躓かないようにするために学力をアップさせようと先取り学習を勧める親御さんや塾があるかもしれませんが、それはお勧めできません。

四則混合の計算が宿題で山盛り出るようになるまえに、単純な計算を数多くトライし、計算の精度を高め、スピードを速くする必要があります。

そうすることで毎日の宿題を早く、完璧に終わらせることが出来るのです。

宿題が早く済むと精神的にとても楽になりますよ。

4年生になる前に、読み書き計算しっかり基礎固めをしておきましょう。

先取りよりも基本が大切。簡単かな?というところから始めよう。

9歳の壁を乗り越えるためにお勧めの教材紹介

この時期、自分の気持ちを文章にすること(作文)が得意だと、反抗期が軽く済みます。

自分で自分が何にイライラしているのか、具体的に何が嫌だったのかが客観的にみられるからです。

作文は頭の中を整理することにも重要な役割を持っているのです。

もちろん、作文はすべての学力の基本である読解力を身に付けるのにも大切な科目です。

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とにかく良文を声に出して読むことで集中力と語彙力をアップ。

うちの小学生組はチャレンジタッチ。ゲーム感覚で勉強出来ます。

苦手な教科は復習を、得意な教科は学年を超えた先取りが出来るのがお勧め。

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